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目からウロコな歯の話

日明あすか歯科クリニック

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こどものむし歯予防をするうえで知らずにやってる 2つの間違い

こどものむし歯予防をするうえで知らずにやってる 2つの間違い

前回の「こどもが仕上げ磨きをさせてくれない! 仕上げ磨きをさせてくれるようになる3つの極意」で仕上げ磨きのお話をしました。

反響も大きく、「こどもの発達に合わせて歯磨きの方法を変えるとは目からウロコだった」とたくさんのお声もいただいています。

そこで今回はむし歯予防で仕上げ磨きをすればするほどやってしまう2つの間違いをお伝えします。

いうことを聞かない2歳児が勝負!!

生後18ヶ月(1歳6ヶ月)から30ヵ月(2歳6ヶ月)までの時期に最も感染

歯が生え始める生後6ヶ月頃から感染が始まります。
特に生後18ヶ月(1歳6ヶ月)から30ヵ月(2歳6ヶ月)までの時期に最も感染しやすくなります。

この時期を「感染の窓」と呼び、注意が必要とされています。

医学的にはこの感染の窓にあたる時期が最もむし歯になりやすいといわれています。
逆にこの頃にむし歯にならなければ高確率で将来もむし歯になりにくいという研究もあります。


メカニズムを知ってるからこそやってしまう2つの間違い

タイトルから「え?」っと思われた方もいらっしゃるかもしれません。

多くのママさんは仕上げ磨きの方法や回数に気を取られがちです。
2歳くらいから特に気をつけて仕上げ磨きをしてやらないといけないんじゃないの?と思われるでしょう。

食べたら磨くのがいいけど2~3歳のこどもさんはいうことを聞いてくれない。
そこでついつい言ってしまうことがあります。

間違い①

「ハミガキしないとおやつ食べられないよ!」、「ハミガキしないとパパにいうよ!」「鬼が来るよ!」

ドキっとしましたか?(笑)多くのママさんは教育の一環としてこの「○○しないと○○させないよ」と使います。

これは実は心理学的には「脅迫」「脅し」といいます。
そうです。怖いお兄さんに脅されているのと同じ状況なのです。

確かにこの言葉でいうことを聞く子もいます。効果的であろう時もあります。
しかしお子さんをよく観察してみて下さい。
こどもさんのお友達にもこの「脅迫」じみた言葉を使うようになりますよ。

「ぼくのいうこときいてくれないとこのおもちゃ貸してあげないよ」ってふうに。
普段の生活で覚えた言葉をそのまま使ってしまうのです。


「脅迫」ではなく「見通し」の言葉を使いましょう

「ハミガキしないとおやつ食べられないよ」ではなく「ハミガキしたらまたおやつ食べられるよ」とニュアンスを変えてみましょう。

これは心理学では「見通し(肯定)」といいます。

こどもさんに将来像(見通し)を経験させることで意外にもいうことをきいてくれるようになります。
上級テクニックとして「ママの喜びや悲しみ」を追加するという方法もありますがこれは別の機会にお話しましょう。


間違い②

仕上げ磨きだけではむし歯予防はできない

またまたショッキングなタイトルをつけてしまいました(笑)

しかしこれは我々歯科医師の目からも明らかです。
(詳しくは「こどもの頃にむし歯はうつる!? 2つの原因と4つの予防法」で)

仕上げ磨き以外のむし歯の予防法はいくつかあるのですが、普段からできる簡単な方法は食生活の見直しです。
まずはむし歯になるメカニズムをお伝えしましょう。


<むし歯になるメカニズム>

  ① 食べたあとにプラーク(歯垢)とよばれるむし歯菌の栄養のもとが歯にくっつきます。
  ② プラークに寄ってきたむし歯菌が活発になり歯に対して酸を出します。
  ③ この酸に歯が溶け続けると虫歯になります。これを「脱灰」といいます。

むし歯菌の酸を中和するのがだ液です

この酸は実はだ液によって中和されます。
しかも幼いうちのだ液には酸で傷ついた歯を修復する作用があるのです。

これは「再石灰化」といいます。
ただし、だ液が作用するにはある程度の時間が必要です。

上のグラフのように間食が多いと再石灰化が起こる前に脱灰が始まり歯を修復してくれません。
結果むし歯になりやすくなるといえるでしょう。

泣きやむからといってすぐに飴やお菓子を与えていませんか?
間食が多いほどお口の中は酸でいっぱいになってしまいます。

仕上げ磨きも大切ですが、食生活でダラダラ食べをしないことが実はこどもさんのむし歯予防につながるのです。


まとめ

仕上げ磨き+食生活の見直しでご自宅でも簡単にむし歯予防ができます。
それに加えて定期的な歯科検診を受けていたき、専門的なむし歯予防を行いましょう。

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