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目からウロコな歯の話

日明あすか歯科クリニック

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こどもが仕上げ磨きをさせてくれない! 仕上げ磨きをさせてくれるようになる3つの極意

こどもが仕上げ磨きをさせてくれない! 仕上げ磨きをさせてくれるようになる3つの極意

早ければ乳歯は生後6ケ月で下の歯から生えています。
「我が子にはむし歯を作りたくない!」と仕上げ磨きを頑張るママさん。
でも歯ブラシを口に持っていこうとするとギャー!!ギャン泣きして結局磨かせてくれなかったってことはないですか?

実はコツさえつかめば逆にこどもの方から「ママみがいて~」となるのです。
今回はその極意をお伝えします。

極意① 育ちのステップをマスターしよう

巷の仕上げ磨きのコツを書いた本には様々な方法が紹介されています。

・歯磨きするときに数を数えながら磨く方法(カウントダウン法)
・歯ブラシやコップ、歯磨き粉を実際に触ってもらい慣れていく方法(TSD法)
・普段からこどものお口の周りを触ってあげ、緊張をほぐし、慣れさせる方法(脱感作法)  …など

実際に1つ1つ試すと効果がでるものもありますし、全くうちの子には効果がなかったというものもあるかもしれません。
実はここで重要になるのが「こどもの育ちのステップを理解して各方法をとっているか?」なのです。

<育ちのステップ>

1歳期

あ!危ない(目が離せない・いたずら盛り)
初めの1歩(広がる世界) 安全な環境と大らかな見守り

2歳期

何でもイヤ!(エンジェルからデビルへ)
誇り高き2歳児。かんしゃくは抱きしめて興奮が落ち着くまでまつ

3歳期

独立宣言・でも甘えたい
自立とゆれる心

藤岡 佐規子先生より (光沢寺第二保育園 園長)
北九州市保育所連盟顧問、北九州市保育士会名誉会長

育ちのステップは上記のように藤岡先生が定義しております。
これをよりかみ砕いて解釈すると下記のようになります。


1歳期

・・・ なんでもものまね

2歳期

・・・ なんでもイヤイヤ

3歳期

・・・ なんでも自分でしたい



極意② 育ちのステップをマスターしたら各ステップに合わせた仕上げ磨きを実施

1歳期

この時期は何でもまねをしたがります。ママのまね。パパのまね。TVに出てくるキャラクターのまね。
この特性を活かして「歯をみがくものまね」をしてもらうようにします。

私が実際各ママさんに実践してもらって1番効果的だと思う方法は「ママの歯をみがいてもらう」ことです。
当然歯ブラシはご自身用とこどもさん用を2つ用意してください。
2つ用意する理由はこちらから⇒

「○○ちゃん(こどもさんの名前)、ママの歯をみがいてね。」「じょうずね~。じゃ今度はママが○○ちゃんの歯みがこうね」という具合に、まずこどもさんに歯ブラシをもたせてママを磨くようにまねをしてもらいます。
するとだんだんとそれが楽しくなります。そうなればママが同じように磨いてあげても喜んで磨かせてくれるようになります。

この時の注意点はこどもの口を無理に開けないことです。
普段からスキンシップとしてお口の周りをさわってあげていると、歯ブラシをお口に入れようとしてもあまり嫌がりません。(脱感作効果)

こどもが小さいうちは上手にできなくて当然です。
1回ですべて解決しようとするのではなく、数回かかっても焦らず、そのスキンシップを楽しむようにしていきましょう。

2歳期

この時期はコツが変わります。
1歳期であんなに上手に磨かせてくれたのに急に「歯磨きイヤイヤ」になります。
エンジェルちゃんからデビルちゃんへの成長です。
この時期のイヤイヤは「理由なきイヤイヤ」。当然当の本人はなぜ歯磨きが嫌なのか説明できません。

でも大丈夫です。まず落ち着くまで抱きしめてあげてください。すぐに落ち着きます。
それから叱るのではなく、「歯をみがいてくれないことが悲しい」と表現してみて下さい。

こどもは大人が思っている以上に気を遣う生き物です。
「ママが○○して悲しい…」と表現するとすごく悪いことをしたと感じるそうです。叱ることも大切な教育の1つだと思いますが、このころは「○○ちゃんが歯を磨かせてくれないなんてママ悲しい…」ということで意外なことに2歳くらいのこどもは「ママを悲しませてはいけない」となんとなく感じ、すぐに磨かせてくれるようになります。

3歳期

3歳にもなると早い子では自我が芽生えます。
つまり自尊心が生まれるのです。
この時期(特に男の子)はなんでも自分でしたくなります。トイレもお風呂も、おもちゃの片付け、着替え、歯磨き。
ですが忘れてはいけないのが「まだこども」ということです。やっぱりママに甘えたい時期なのです。

下の子が生まれ、手がかかっているとき「○○ちゃん、お兄ちゃんなんだから我慢しなさい!」なんていってませんか?
我慢することを覚えさせることも大切です。ですがまだまだママに甘えたい。でも自立もしたい。そうです複雑に揺れる時期です。

「歯磨きしないなら虫歯になってもしらん!」とか「どうして磨かないの?磨かせてくれないの?もうしらない」とつっぱねてしまうと歯磨き自体が悪いことだと錯覚してしまうこともあります。

ではどうすれば仕上げ磨きもさせてくれて、自分でも歯をみがいてくれるのでしょうか?
魔法の言葉をお伝えします。それは「ママ助かる」です。

「○○ちゃん歯磨き上手にできたの?えらいね~。ママ助かるわ」って感じに使います。
そのあとに「じゃあ、ほんとに磨けているかママがチェックするね。」といっていつも通りに仕上げ磨きをしてあげます。
こうすることで、自尊心を傷つけず、効果的に仕上げ磨きができるようになります。


極意③ 仕上げ磨きの時はこどもの目をみてあげましょう

「仕上げ磨きの効果的は方法を教えてください」。外来でもママさんからよくご質問をいただきます。
わたしの磨き方でちゃんと汚れがとれているか心配というご相談です。

仕上げ磨きで必要なことは「すべての汚れを集中して取り除こうとしない」ことです。
「上手に仕上げ磨きして、汚れをきれいにしないとうちの子虫歯になってしまう…。」
ママさんのお気持ちはすごくわかります。

ですが汚れを落とすことに集中しすぎてしまうとつい力が入り、歯茎を傷つけることがあります。
そうなれば当然歯を磨かれているこどもさんは痛がります。歯磨きが嫌になります。
歯磨きが怖いものだと感じてしまうかもしれません。

ではどうすればよういのでしょうか?
こどもさんの目を見て(表情)仕上げ磨きしてあげてください。
ある実験で、チンパンジーにエサをあげるとき、飼育員の顔や表情など気にせず、エサだけを見ていたそうです。
これが幼いこどもに食事を出すとき必ず、ママの顔(表情)をみてから食事の方を見るということがわかっています。
さらに食事を出すママの表情が怒っているときは食事を進んでとろうとしないという結果が出たそうです。

仕上げ磨きも一緒です。ママやパパが疲れて、めんどくさそうに磨いていると歯磨きが悪いことだと感じてしまうのです。
子育ても仕事も家事も大変なのはみんな同じです。
だからこそこどもとのコミュニケーションの一環として楽しく仕上げ磨きをしてあげてくださいね。


まとめ

仕上げ磨きはコツをつかめば楽しくできるようになります。
歯磨きの技術的な方法ももちろん大切ですがそれだけにとらわれないようにしましょう。
少しでも気なることがあればいつでもご相談ください。

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