インターネット受診予約
目からウロコな歯の話

日明あすか歯科クリニック

  • 〒803-0831
    北九州市小倉北区日明4丁目6-27
    TEL:093-231-6480
    FAX:093-231-6400
  • 医院前に専用駐車場3台あり

  • 診療時間:月~土 午前10:00~13:30 午後15:00~19:00(最終受付18:30) 休診日:水・木・日・祝日

こどもの頃にむし歯はうつる!? 2つの原因と4つの予防法

こどもの頃にむし歯はうつる!? 2つの原因と4つの予防法

「むし歯がうつる」

そんなバカなって思われる方がおられるかもしれません。
むし歯はうつるのです。正確に表現すると「むし歯の菌がうつる」のです。
産まれたばかりの赤ちゃんにはむし歯菌はいません。
ではどうやってうつるのでしょうか。それには2つの原因があります。

むし歯菌がうつる原因

その① 母子感染

母子感染というのは母親から子へ感染することをさします。
皆様がよく耳にするのは「エイズウィルス」や「B型肝炎ウィルス」の母子感染ではないでしょうか?
「何をおおげさな」と思われるかもしれませんが、むし歯菌の感染も同じです。
むし歯菌がうつるのは母子感染に定義されています。

ではどうやってうつるのでしょうか?

そうです「食事中のスプーンの共有」です。母親のだ液中のむし歯菌がスプーンを介してこどもにうつります。
特にうつりやすい時期があります。


生後18ヶ月(1歳6ヶ月)から30ヵ月(2歳6ヶ月)までの時期に最も感染

歯が生え始める生後6ヶ月頃から感染が始まります。
特に生後18ヶ月(1歳6ヶ月)から30ヵ月(2歳6ヶ月)までの時期に最も感染しやすくなります。
この時期を「感染の窓」と呼び、注意が必要とされています。

またスプーンの共有ほど頻度は高くはありませんが「キス」でもうつるとされています。
かわいいわが子にぶちゅー。おじいちゃん、おばあちゃんが孫にぶちゅー。その瞬間うつっているかもしれません。

むし歯菌は唾液を介してうつるのです。

その② むし歯菌の特性

ところでお口の中には約500種類の菌がいるといわれていますが、そのうちむし歯をつくる菌は何種類あるかご存知ですか?
現在の医学でわかっているのは2種類です。それがミュータンス菌とラクトバチラス菌です。

ミュータンス菌
ミュータンス菌は主に歯を酸で溶かします。
実際に幼い頃保護者の方などから口移しで食べ物を食べたり、同じお箸や、スプーンなどを使用したりしたことで感染してしまうのです。
この菌は一度感染するとお口の中から取り除くことはできません。

ラクトバチラス菌
ラクトバチラス菌はミュータンス菌が溶かして作ったむし歯の進行を促進します。
実際は糖質や炭水化物にも含まれます。つまり普段食べる食べ物の中に含まれているのです。


こどもの時だからこそできるむし歯菌を減らす4つの方法

むし歯予防が4つあります。それぞれについてお話します。

方法① フッ素塗布

「こどもにフッ素を塗った方がいいですか。するなら何か月毎に塗りますか?」と外来でもよく聞かれます。「フッ素はなんとなくいいって聞いたことがあるけど、一体何?」って方は多いと思います。

まずは「フッ素を塗る」とはどういうことかをご説明します。

一般に「フッ素」とはフッ化ナトリウムを含んだジェルを指すことが多いです。(中にはフッ化第一スズを含んだものもあるようです)

この「フッ素」を歯の表面に塗ることで歯の表面にフルオロアパタイトというバリアーを作ります。
つまり「フッ素塗布」とは歯の表面を強くするお薬というわけです。

当院ではフッ素を塗る目安としては毎月一回をお勧めしています。

方法② リカルデントでケア

テレビや雑誌でも「リカルデント配合ガム」といった用語を聞くことがあると思いますがこの「リカルデント」も効果があります。
ではフッ素とどう違うのでしょうか?

簡単に説明するとリカルデントは歯のミネラルパックと考えてください。
フッ素で歯を強くしたあと歯からミネラルが奪われないようにリカルデントでパックするのです。

お化粧で例えると歯磨きが「洗顔」、フッ素が「化粧水」、リカルデントが「乳液」というわけです。

方法③ 奥歯の溝を虫歯にしないためのシーラント

こどもの歯は出来れば虫歯にしたくないですよね。特に生えたての永久歯は注意していても虫歯になりやすいです。 その生えたての歯を虫歯から守ってくれるのがシーラントです。

むし歯になりやすい部分とは歯の溝と歯と歯の間です。
シーラントは歯の溝を歯を削らずにコーティングする方法です。
シーラントをした方がいい歯と処置する年齢は次ようになります。

①生えたての奥歯の乳歯の溝:4~5歳ごろ
②生えたての奥歯の永久歯の溝:6歳ごろから
③生えたての前歯の永久歯の裏の溝(しなくてよい場合もあります):6歳以降生えた順番どおりに

方法④ ママが歯科医院で歯のクリーニング(PMTC)をしてもらう

むし歯の母子感染のお話をしましたが、ママのお口にむし歯菌が少ないと当然のことながらこどもにうつる確率は減ります。
「毎日ちゃんと歯を磨いているから大丈夫」と思われる方も実は意外とむし歯が多い場合があります。

「歯医者さんで歯石をとってもらいましょう」

よく聞く言葉ですが歯石ってみなさん何かご存知ですか?
実はこのミュータンス菌(他にも様々な菌)が目に見えるまで増殖し住家を作った状態なのです。
むし歯菌のかたまりです。

この歯石は厄介なことに歯ブラシでは取り除けません。
海の堤防の壁にくっついている貝のようなイメージです。専用の機械でしか取り除けません。

一般的な歯石取りをスケーリングといいます。「超音波スケーラー」といって特殊な機械を使います。
しかしこれだけだと歯の表面がザラザラしているので、すぐに歯石がくっついてしまいます。

あすか歯科の「歯石取り」にはスケーリング+PMTCを取り入れています。

スケーリングで歯石を取った後、PMTCにて歯の表面をつるつるにします。この効果でしばらく歯石がつかないようになるのです。

ただ残念なことに一度歯石を除去しても早い人で2,3ヶ月のうちにもとにもどってしまいます。
だからこそ定期的な歯科医院でのクリーニングが必要になるわけです。

まとめ

いかがだったでしょうか?
むし歯の菌がうつるというのは今や常識になっています。
だからこそ正しい知識をもってこどもたちにむし歯をうつさないようにしていきましょう。

上にもどる